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エンジニアとして独立するには?必要なスキルや仕事の取り方を紹介!

独立は、エンジニアとしてより多くの仕事に携わり、より多くの収入を得るための選択肢の1つです。

この記事を見ている方の中にも、会社員を卒業し、独立して自らの力で稼ぎたいと考えている方がたくさんいるでしょう。

とはいえ、独立となると様々な不安が襲ってきますし、何をどうすればいいかもわからなくなってしまいますよね。

そこで今回は、エンジニアとして独立するメリットやデメリット、必要なスキルや仕事の取り方について詳しく解説していきます。

 

エンジニアとして独立するメリットは?

エンジニアとして独立するメリットは、以下4つです。

・初期コストがほとんどかからない
・頑張り次第では年収が上がる
・人間関係のストレスを軽減できる
・経費を使える

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

初期コストがほとんどかからない

エンジニアは、パソコン1つで仕事ができます。

お店を構えたり、従業員を雇ったりする必要もなく、たった1人きりでも自宅で仕事ができますので、初期コストがほとんどかかりません。

初期コストがかからないということは、独立や起業に付き物である「金銭的リスク」を軽減できるということです。

借金をしたり、誰かから出資を受けたりせずに独立できるのは、エンジニアならではのメリットといえるでしょう。

頑張り次第では年収が上がる

エンジニアとして独立する最大のメリットは、年収アップが見込めることです。

会社員として働いている場合でも、昇進したり、転職をしたりすることによって年収アップが見込めますが、会社員の場合は昇給のスピードが緩やかであり、短期間で年収を大幅アップさせるのはかなり難しいです。

また、年収がアップしたとしても、会社員の場合はどうしても上限が生まれてしまいます。

一方、独立をすることによって、頑張った分だけ報酬を受け取れますので、年収1,000万円以上も十分射程圏内となるのです。

人間関係のストレスを軽減できる

会社員として働いている場合、上司や同僚、クライアントを自分で選ぶことができません。

自分と相性の悪い上司や同僚、クライアントがいた場合でも、上手にお付き合いをしていかなければならないのです。

しかし、独立をした場合は上司や同僚という概念がそもそもなくなりますし、仕事を受ける相手も選べるようになります。

このようなことから、会社員に比べると人間関係のストレスを軽減しやすくなります。

経費を使える

会社員として働いている場合、基本的に経費は使えません。

しかし、個人事業主あるいは法人の代表になることによって、仕事に関係する出費の一部または全部を経費として計上できるようになります。

経費を使えるようになると、所得を合法的に減らせるようになりますので、収める税金を減らせるようになるのです。

エンジニアとして独立するデメリットは?

エンジニアとして独立するデメリットは、以下4つです。

・収入が不安定になりがち
・孤独を感じやすい
・最初は社会的信用が低い
・やるべきことが一気に増える

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

収入が不安定になりがち

エンジニアとして独立することによって、会社員よりも多くの報酬を手にしやすくなります。

ただ、その反面「保証」がなくなるため、仕事がなければ収入も0円です。

また、毎月固定の給料を受け取れるわけではないため、収入が不安定になります。

月100万円稼げたと思ったら、次の月に収入が0円になるということは決して珍しくありません。

独立には、このようなデメリットやリスクもありますので、慎重に検討していく必要があります。

孤独を感じやすい

会社員として働いている場合、常に同僚や上司、あるいは部下が近くにいます。

しかし、独立をした場合は自分一人で仕事を進めていくことになりますので、孤独を感じやすくなるのです。

独立は、一人社長になることと同義であり、同僚や上司という概念がなくなります。

このようなことから、煩わしい人間関係とおさらばできても、今度は疎外感や孤独感にさいなまれる可能性が高くなりますので注意が必要です。

最初は社会的信用が低い

先ほども解説したように、独立をすると収入が不安定になります。

このようなことから、特に最初は社会的信用が低くなりがちで、

・ローンの審査
・クレジットカードの審査
・引っ越しの審査

などに通りにくくなります。

そのため、独立を検討している方は、会社に籍があるうちにクレジットカードの発行や引っ越しなどを済ませておくことが大切です。

やるべきことが一気に増える

独立をすると、全ての業務を自分で行う必要が出てきます。

開発だけでなく、

・営業
・契約書の作成
・クライアントとの打ち合わせ
・請求書発行
・その他雑務

などをこなさなければならず、思うように仕事が進まなくなってしまうことも多いです。

エンジニアとして独立するにはどんなスキルが必要?

エンジニアとして独立するためには、以下のスキルを身につけておかなければなりません。

・プログラミングのスキルと知識
・現場での経験
・営業力
・マネジメント力
・自己管理能力

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

プログラミングのスキルと知識

エンジニアとして独立するためには、当然プログラミングのスキルと知識が必要です。

また、初歩的なものではなく、高度な知識とスキルがなければクライアントに信用してもらえず、案件獲得ができなくなりますので注意しましょう。

さらに、IT業界は情報の移り変わりが非常に早く、現状の知識とスキルで満足しているとすぐにライバルに追い越されてしまうため、常にインプットとアウトプットを行い、エンジニアとしての価値を高めておくことが大切です。

現場での経験

エンジニアとして独立するためには、プログラミングの知識やスキルだけでなく、現場での経験が必要です。

様々な経験をしてきている場合、トラブルが起こってもすぐに対処できます。

しかし、ほとんど経験がない場合、ちょっとしたトラブルで混乱してしまったり、軌道修正の方法がわからなくなってしまったりすることもあります。

独立をした場合、会社員と違って助けてくれる上司や同僚がいないため、全て自分で解決しなければなりません。

様々な出来事に対して臨機応変に対応していくためにも、ある程度現場で経験を積んでから独立することをおすすめします。

営業力

会社員の頃は、良い意味でも悪い意味でも常に仕事があります。

なぜなら、営業担当がいるからです。

しかし、独立した場合は営業も自ら行わなければならず、待っているだけでは仕事は来ません。

営業をして1から案件を獲得するためには、当然営業力が必要です。

営業力がないと、

「技術はあるのに仕事がない」

という状態になり、生活ができなくなってしまうこともありますので注意しましょう。

マネジメント力

エンジニアに限らず、独立をする場合、最初は人件費を抑えるために1人で活動する方が多いです。

ただ、ある程度仕事が軌道に乗ってくると、自分一人では捌ききれなくなってしまうため、人を雇う必要が出てきます。

複数人のチームで案件を進めていく場合、当然自分がリーダーになる必要がありますので、マネジメント力が求められます。

マネジメント力が低いと、チームメンバーがそれぞれ違う方向を向いてしまったり、業務効率が落ちてしまったりするため注意してください。

自己管理能力

会社員として働く場合、出社日や出退勤時間が決まっています。

しかし、独立をした場合は全て自由です。

極端な話、納期さえ守っていれば、1週間丸々休みを取ったとしても誰からも怒られません。

全てにおいて自由というのが、独立をする大きなメリットですが、これが時としてデメリットになってしまうこともあるのです。

独立をして、自由な生活が当たり前になると、どうしても自堕落になってしまいます。

場合によっては、

「やらなければならない仕事があるけど、明日でいいか」

となってしまい、納期ギリギリになってから血眼で捌くという状況に陥ってしまうこともあります。

こうなると、生産性や効率はもちろんのこと、モチベーションも低下してしまいますので注意しましょう。

エンジニアとして独立した後の仕事の取り方

エンジニアとしての独立を検討している方の中には、どうやって仕事を取ればいいかわからないと悩んでいる方も多くいるはずです。

そのような方は、以下で紹介する方法を試してみてください。

紹介

知り合いに案件を持っていそうな方がいる場合は、ひとまず片っ端から相談してみてください。

知り合いから案件を振ってもらうことができれば、スムーズにスタートダッシュを切れるようになります。

ただし、知り合いから案件を貰う場合、価格面での交渉がしにくくなったり、トラブルによって関係性が悪化してしまったりすることもありますので注意してください。

クラウドソーシング

エンジニアに限らず、独立直後の方はクラウドソーシングを利用するのがおすすめです。

クラウドソーシングとは、仕事をしたい人と仕事を依頼したい人を結ぶサービスであり、基本的には誰でも無料で利用できます。

有名どころには、

・ランサーズ
・クラウドワークス
・ココナラ

などがあります。

これらのサービスを使うことによって、極端な話その日のうちに案件を獲得できる可能性もありますので、すぐに仕事を受けたい方はぜひ活用してみてください。

フリーランスエージェント

高単価案件を探しているエンジニアには、フリーランスエージェントがおすすめです。

フリーランスエージェントとは、その名の通りフリーランスと企業を繋ぐサービスのことであり、クラウドソーシングとは違って担当者がつきます。

また、フリーランスエージェントが扱っている案件は総じて高単価ですので、効率的に稼ぎたい方に最適です。

ただし、中には常駐案件などもありますので、条件をしっかりと確認しなければなりません。

SNS

近年では、XやInstagram、facebookなどのSNSを使って案件を探している方が増えてきています。

特にXでは、様々な仕事が募集されており、クラウドソーシングやフリーランスエージェントとは違って中抜きが発生しないため、売上がそのまま自分の報酬になります。

ただし、仲介者がいないためトラブルが起こりやすいです。

SNSで案件を受ける場合は、必ず契約書を作成しておくようにしましょう。

エンジニアとして独立する前に覚えておくべきこと

では最後に、エンジニアとして独立する前に覚えておくべきことを3つ紹介していきます。

売上を作るための努力を惜しまない

エンジニアとして独立するだけであれば、誰でもできます。

なぜなら、書類を提出すればいいだけだからです。

ただ、フリーランスのエンジニア、あるいは法人の代表でいつづけるのは非常に難しく、売上が経たないといずれ廃業する羽目になります。

このような状況に陥らないためにも、常に売上を作るための努力を行うようにしましょう。

最低限の貯金は必要

独立をしたばかりの頃は、ほとんど仕事がありません。

もちろん例外もありますが、多くの場合は案件が少ない、もしくは一切ないという状態からのスタートになります。

また、先ほども解説したように独立すると収入が不安定になりますので、最低限の貯金が必要です。

具体的な金額は、ライフスタイルや家族構成によっても異なるため、一概には言えませんが、生活費の1年~2年分くらいはあると安心です。

何でもかんでも仕事を受けない

独立したばかりの頃は、とにかく必死になって案件を探さなければなりません。

ただ、何でもかんでも引き受けるのはNGです。

というのも、中には報酬が低すぎる案件や、報酬の割に作業量が多すぎる案件などもあり、このような案件に手を出すと自分の首を絞めることになります。

最初は「何でもやる」という気持ちが大切ですが、限度がありますので、受ける案件と断る案件の線引きをしっかりと行っておきましょう。

 

まとめ

エンジニアとして独立をすることによって、報酬を大幅に引き上げられる可能性が高くなりますし、自由な働き方を実現できるようになります。

ただ、独立にはメリットばかりではなく、デメリットやリスクなどもありますので、総合的に判断したうえで独立するのか、会社員のままキャリアを積み上げていくのかを決めていきましょう。

それでも独立したい方は、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に準備を進めていくことをおすすめします。

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